アレルギー科

アレルギー科 当院医師は日本アレルギー学会が認定するアレルギー専門医(内科)です。
アレルギーが原因で発症する、気管支喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎等を中心に診療します。
人には、体内に侵入しようとするウイルスや細菌等の異物を阻止する免疫機能というのが備わっていますが、時に花粉や食物といった体に害を与えないものにまで過剰に反応することがあります。これにより様々な症状が起きるのがアレルギー反応です。同反応は4つのタイプ(Ⅰ型~Ⅳ型)に分類されますが、その大半が即時型、アナフィラキシー型と呼ばれるⅠ型です。

長引く咳、痰、喘鳴、鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)、目のかゆみ、原因が特定できない湿疹がある時はご相談ください。アレルギー疾患が疑われる場合は、呼吸生理検査(呼気一酸化窒素測定、呼吸機能検査、呼吸抵抗検査)、アレルギー検査(血液検査、皮膚テスト)を行い診断します。

当診療科で扱う主なアレルギー疾患

診療内容
喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎

代表的なアレルギー疾患

喘息

気道粘膜の慢性的な炎症により、空気の通り道である気管支が狭窄し、咳、痰、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音)、呼吸困難を伴う喘息発作を起こします。深夜から明け方にかけて急性・発作性に症状が出やすい特徴があります。

喘息発作の原因となる炎症については、アトピー型と非アトピー型がありますが、小児では9割以上、成人でも7割の方がアトピー型と言われ、アレルゲンとしては、花粉、ダニ、ペット(犬や猫)が挙げられます。感冒、タバコの煙、薬剤(アスピリン)等が喘息発作の誘因となります。

検査、治療

症状を確認し、胸部X線・CTによって他疾患を除外した後、気流閉塞を調べる呼吸機能検査、呼吸抵抗検査、やアレルギーを調べる呼気中一酸化窒素測定、血液検査、皮膚テストにより診断します。

治療は、気道炎症を抑える吸入ステロイド薬、抗アレルギー剤と気管支を広げる気管支拡張薬を使用します。

花粉症・アレルギー性鼻炎

花粉やハウスダストが原因でアレルギー反応を起こす疾患です。
主にスギ花粉やダニが原因となることが多く、ヒノキ、ハンノキ、カモガヤ、イネ、ブタクサ、ヨモギ等の花粉やカビが原因になることもあります。
くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみ、異物感、充血等の症状がみられます。ひどくなると、咳、頭痛、微熱、倦怠感、イライラ感、不眠、体や顔のほてり、下痢等が現れることもあります。
この状態を放置すれば、肉体面だけでなく精神面でもダメージを受けるようになり、集中力を欠いたり、何をするにも意欲が湧かなくなります。

検査、治療

アレルゲンが何かを調べる検査(血液検査、皮膚テスト)を行います。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりに抗アレルギー薬を内服し、効果が不十分な場合は点鼻ステロイドを併用します。目のかゆみ、異物感には、抗アレルギー点眼薬を使用します。
スギ花粉症、ダニアレルギーにおいては現在唯一の根治療法であるスギ花粉、ダニアレルゲン舌下免疫療法をお勧めしています。

アトピー性皮膚炎

強いかゆみのある湿疹が全身性に左右対称に発症する特徴があり、寛解増悪を慢性的に繰り返します。かゆみのために掻いてしまうと、皮膚のバリアが壊れ、さらにかゆみが増し、感染症(小児の場合、とびひ、水いぼ 等)を併発させてしまうこともあります。

なお同疾患は、年齢によって発症部位が変化していきます。乳児では主に頭や顔に発症し、1歳を過ぎる頃には湿疹の発生部位は乾燥し、カサカサになります。幼小児期になると、肘や膝の内側、首の周囲等に発症するようになり、成人では、頭・首・胸・背中等上半身に起きやすくなります。

これまでアトピー性皮膚炎は、子どもの頃に発症しても成長するにつれて治ることが大半でした。しかし最近では成人になっても症状が治まらない、成人後に発症したという患者さんもみられるようになっています。

検査、治療

かゆみのある特徴的な発疹を繰り返しているという場合にアトピー性皮膚炎と診断されますが、アレルギー反応を起こす原因を調べるために血液検査、皮膚テストを行います。

治療は、皮膚の炎症についてはステロイド、免疫抑制剤外用や抗アレルギー薬内服を使用します。また、保湿を徹底することが重要です。